Kickstarterプロジェクト第2弾をキャンセルして製品化の決断に踏み切った「notabag」レビュー



もともとKickstarterプロジェクトとして始まったnotabagは、エコバッグと折り畳み式バックパックを合体させたモノ。私は2012年のKickstarterでプロジェクトを支援して、見返りとして手に入れた初代notabagを今でも使っている。

非常に薄く軽く折りたためるし、買い物をしたときにはバッグにもできるし、もうすでに手を塞いでしまう荷物があるならバックパックにして背負える便利なバッグだ。

そんなnotabagから今年7月、新たにリフレクター(反射材)のついたnotabagをKickstarterで発表するとの知らせがあった。実はnotabagは以前限定エディションとしてBookmanというところとコラボしたリフレクター付きのものを作っていたのだが、多くの人から「もっと色のバリエーションを」などの声が聞かれたために製品化を決定したようだ。

すでに初代を支援している人には事前に新規プロジェクトがある旨、そしてアーリーバードバッカーは安い支援で見返りとなる新notabagが届けられる胸が書いてあった。しかし8月19日に突然Kickstarterプロジェクトはキャンセルするとの通知が。

前回のプロジェクトと違い、すでに市場に出回っている(日本でも店頭販売されていたりもする)商品のため魅力がなかったのか、宣伝がうまくできていなかったのか、詳細は分からないが、プロジェクト終了まで「8日を残しゴールまで70%」、「現実に向かい合わなければいけない」などと説明されている。プロジェクトの資金目標は2万ユーロ、対してキャンセル時点で集まったのは6726ユーロであった。

そのため「奇跡が起こるのを待つ代わりに」キャンペーンをキャンセルしてリフレクター付きのnotabagをさっさと商品化することに決めたようだ。なおキャンセルまでにスーパーアーリー枠で出資していた人は割引価格でリフレクター付きのものがnotabag公式サイトから注文できるような待遇に。

こうして私はリフレクター付きのものを注文していたわけなのだが、程なくして8月29日にそれが届いた。

私の持っているのはポリエステル100%のものだし2013年に届いてからずっと使っているので比較になるかはわからないが、比較する。




使い古されている青いのが前からあるもの、ミント色のが新しいリフレクター付きのものだ。




タグの位置が左右違う。新しいのは横幅が少し長く、持った感じ重くなっている。




材質は、リフレクター部分を除くと63%コットン、37%ナイロン。




展開した時の大きさはほぼ同じ。




古いほうのショルダーストラップは下のほうがほつれてきてしまったのだが(何度か縫い直して使っている)、新しいほうはほつれにくいように補強してある。




手提げ時に手荷物部分であり、ショルダーストラップの肩に当たる部分は、従来のものは皴が寄り細くなる癖がつきやすかった。こうなると、背負う時には重さが肩に食い込むため快適ではない。しかし新しいほうでは分厚くなっているためそこまでそんなことにはなりづらそう。


現行のnotabagにはポリエステル版のカラバリはそう多くない。以前よりコットンとナイロンにより作られたバージョンが出ているのだが、「きっと重いしかさばるんだろうな」と思っていた。今回のモノはリフレクターもついているためより重くなっている可能性はあるが、重さを比較してみたところ:

ポリエステル版:50g
リフレクター付きコットン&ナイロン:125g

と倍以上の差があることが分かった。ポリエステルのものはいつもヒップバッグに入れて持ち歩いており、薄さと軽さが利点なので、もしかしたら今後も同じものを使い続けるかもしれない。

一応Amazonで販売されているものへのリンクを貼っておくが、notabag公式からも日本に発送してくれるので好きなものが見当たらなかったら公式を覗いてみるべし。





(abcxyz)

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