2015年10月25日日曜日

音声入力対応アプリの登場で利便性が増したPebble Time、音声対応アプリレビュー




先日のアップデートで音声機能APIサポートが追加され、アプリストアにはすでに「Voice apps」としてマイクを使用したアプリが並んでいる。その多くを試してみたので紹介しよう。

ただし、以下のアプリ紹介で出てくるエラーなどに関しては、私の特異な環境も影響しているかもしれない。Pebble Time Appを入れているのは初代Fairphone(純正のAndroid OSではなく、Android Wareアプリも対象外だったり、Pressyも使えなかったりする)で、FairphoneからWifiでNokia Lumia 930にテザリング接続してネットにつなげており、なおかつフィンランドで使用している。また、Pebble TimeではCryingnekoさんの言語パックにより日本語の表示を可能にしている。



・Alvin

IFTTT(If This Then That)のレシピにMakerチャンネルを使って素早くアクセスできるというもので、これを使ってスマート家電とかをコントロールできるそう。アプリカテゴリは「Remote」(リモコン)となっている。まだ試してない。



・VOICE2TIMELINE

英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、デンマーク語に対応。Speech-to-text機能を使い、タイムラインにメモをpin付けできる。これにより簡単に予定を追加することが可能。英語の場合、「at X:XX」とか「at X o'clock」、「in XX minutes / hours」という言葉を含めることで、その指定時刻になるとPebble Timeが1度バイブし、音声入力した言葉が表示される。





(左:音声入力後の確認、左:タイムライン上での表示)





(左:最初の通知、右:2分後に再通知が)

通知時のバイブは一度しかしないものの、その通知からメニューを開きDismissしないとしばらくしたらまた同じ通知が出るのは便利。

時間指定の文言は文章の最初にあっても最後にあっても機能する。





また、今回紹介する他のアプリとは違い、アプリ起動と同時に音声入力受付状態となるのは優れている点。スマホを開かずに手軽に予定を通知するには実用的なアプリだろう。



・TRANSLATE (VOX POPULI)

Yandex(ロシア最大の検索エンジンのYandex?)のサポートする言語から、短い文章や単語を翻訳する。「Spoken Language」と「Desired Language」を設定し、音声で入力した言語をまずはテキストで表示、それからDesired Languageへと翻訳するようだ。何度か複数の言語で試してみたが、なぜか私の環境ではどのSpoken Languageを選んでも英語として認識されてしまい、ちゃんと使えなかった。



・VOICE NOTE

「音声ノート」という名前がついているが、実際にはSpeech to textで音声からテキスト入力をするアプリ。ノートはVOICE NOTEアプリ内で管理できる。





アプリを開き、選択ボタンからメニューを開いて、上ボタンを押してから音声入力。「タイトル」を音声入力した後「サブタイトル」(ノートの内容的なものか)を音声入力することができる。ノート一覧画面からは、ノートを展開したり削除したりできる。





(ランダムなノート)

ノートを作るまでに選択ボタンを押してから上ボタンを押すという手間がかかるので手軽にメモが取りたいだけならば他のアプリを使うといいだろう。スマホを取り出して音声録音メモをつくったほうがエラーなども少ないかもしれないし。

ただ、「Many more features will be coming in a future updates」とのことなので今後に期待。



・VoiceWeather

音声で都市名を言って、確認ボタンを押したらその土地の天気が表示されるというシンプルなアプリ。





(起動画面)






(左:音声認識「Helsinki」、右:そうるとヘルシンキの天気が表示される)





(東京)


いろんな都市の天気をいろいろ探す需要のある人には便利かもしれない。



・Checklist

ToDoリストを作成できるアプリ。ひとつづつ項目を音声入力する必要はなく、「comma」もしくは「period」と途中に挟んで音声入力することで、複数の項目を一度の音声入力で記入可能。





「Egg comma milk」などと言うとこのように表示される。





Pebble Time本体のボタンを使ってチェックマークを付けたり、完了した項目をまとめて消したりとかもできる。




・Note To Self

簡単に音声でメモ入力ができるアプリ。VOICE2TIMELINEのように簡単に将来の予定を入力することもできるが、過去のタイムラインにもメモを残す機能がある。アプリ詳細の参考例では「I lost my keys 2 hours ago」(2時間前にカギをなくした)とか、「Just lost my keys」(たった今カギをなくした)などといって、タイムラインの2時間前とか現在時刻の時点にその内容のメモをPinできる。





これは「Remind me to buy a cinnamon in 3 minutes」と言った(つもり)のところ。(Speech to textがうまくいっていないのは私の発音の問題として)最後の「s」とか怪しいが、ちゃんとリマインダアイコンになっている点にも注目。





起動時には「Hello」と表示され、ここで選択ボタンを押さないと音声認識受付画面に移行しない点は、VOICE2TIMELINEと比べて劣る。スマホを取り出すでもペンを取り出すでもなく、わざわざ腕時計に話しかけるくらいの即時性を求めるならば(もちろん即座にアプリが起動できるようクイックランチに登録するだろうし)、ここで一拍置く手間は無駄でしかない。そうでなければこういった機能はただのキワモノガジェットの見せびらかし機能にしかなりえない。

…なんて厳しいことを書いたが、このアプリはそのオプションの充実性ではVOICE2TIMELINEよりもずっと上だ。「Chancel that~」と音声入力することでキャンセルしたりもできるし、午前/午後を表す言葉をam/pm以外にも追加できる。







・Magic Dict8-Ball

どうしたらいいのかわからないときに質問すれば答えが出てくる「Magic 8-Ball」を模したアプリ。前述のただのキワモノガジェットの見せびらかし機能といえるかもしれない。使わない。



上記アプリの一部を試してみて:

現状では「VOICE2TIMELINE」と「Note To Self」が一番使えるが、共に機能がかぶっている。今後どうアップデートで進化していくのかでどちらを使うか決まるだろう。それまでは使い勝手やアプリのスタイルなどどちらが好みか試すといいだろう。

「TRANSLATE (VOX POPULI)」はもしかしたら即座に単語を調べるのに役立つかもしれないが(日本語の選択肢はないが)現状/私の環境では使えなかったのが残念だ。

「Checklist」もToDoリストを手軽に作るには便利。

「VoiceWeather」は「Tottori」(鳥取)なんていうメジャーではない都市ではそもそも英語では音声認識してくれない(「Dr. Dre」とか「Diary」とか「Boring」とかと誤認識される)が、世界各地の大都市の天気をすぐに調べる必要があるという人には便利かもしれない。機能性を限ることできちんと機能するアプリとなっている。

「VOICE NOTE」もちゃんと機能するが現状ではその存在意義が薄いと感じる。

なにはともあれ、まだ音声入力機能を利用したPebble Timeユーザー制作アプリがでてきてまだ間もないので、これらのアプリも今後より便利になっていくだろうし、それ以外にもいろいろなアプリが出てくるだろう。それが楽しみでたまらない一方で公式からもなにか音声機能を使った便利なアプリを出してくれたらいいのにとも思う。

Pebble/Pebble Timeにはついていない光センサーや、3軸加速度センサーとかを詰め込んでいたスマートウォッチMetaWatch STRATAも、その終焉は公式がユーザーコミュニティーに任せっぱなしだったからと言えなくはないだろう。MetaWatch STRATAではそれらのセンサーを使った機能やアプリを公式が出すことはなかったのだ。Pebbleシリーズは一応音声で返信する機能は最初からついていたし、アプリやファームのアップデートも頻繁。その上今は人気の波に乗っているからそういうことには今のところはなりそうにないが、いまだユーザーから不満の出ているバッテリーと時間を無駄にするアニメーション表示の変更/オン・オフのオプション追加などにもまだ対応できていないし、そういう面では少し心配なところではある。


(abcxyz)

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