Pebbleが「最薄最軽量」の円形スマートウォッチPebble Time Roundを発表。たぶん世界一おしゃれなスマートウォッチ。




文字盤も円形となっており、ディスプレイ部分もまた円形だ。「世界で最も薄く軽量なスマートウォッチ」、7.5mmで28グラムとのこと。バッテリーは15分で充電可能で、2日持つようだ。防滴となっている。

価格は249ドル(約3万円)から。全世界発送、公式サイトですでに注文できる。発送は11月から。





Pebble Time SteelのKickstarterリワードもやっとこさというところで発表されるとは驚き。これまでのPebbleがKickstarterで告知されて資金を集めた上で提供されてきたことを考えると、このタイミングですでに売り出されるということは、特にTime Steelユーザーにとってはある意味裏切られた気もするだろう。そんなユーザーのためにPebbleはTime Steelバッカーのみに11月8日までにTime Steelをバックしたメールアドレスで購入すると50ドル引きして、そのまま両方を30日間使用して、Pebble Time Steelはやっぱいらないやということになったら返品返金できる。Pebble Timeユーザーには適応されないようだ。

初代PebbleもPebble Timeもスマートウォッチとしては素晴らしいが、やはりその本体のデザインからは奇抜なガジェットウォッチ感がにじみ出ていた。より高級感を出したSteel版でももちろんそれは変わらない。そんな中で、より薄く、文字盤の雰囲気もよりおしゃれとなったこのPebble Time Roundはやはり一部Android Wareウォッチを意識してのことか。丸くなったが公式サイトを見る限り、中身/OSはPebble Timeと同じようで、音声でメッセージに返信することも可能。充電ケーブルもPebble Timeシリーズと同様のもののようだ。





文字盤の周り部分には複数のスタイルが用意されており、12時から1時までの表記がうっすりなされたものや、55分から00分までが書かれたもの、そしてなにも書かれていないものと、円が書かれているものが見受けられる。時計バンドは14㎜版と20㎜版が用意されている。

確かにおしゃれさは増したし、他社のスマートウォッチと比べればこの薄さは美しく、おしゃれだ。Moto 360が「現代の時計のリデザイン」として大々的に丸い文字盤のスマートウォッチを出した時には、「文字表示するデバイスに丸い文字盤はそもそもどうなのか」と書いたが、それも丸さと引き換えに無駄に分厚い形にしてしまった無意味さからのことで、Pebble Time Roundほど薄くおしゃれになると丸井文字盤にもなんだか納得できる。

だが、これまでのPebbleの50メートル耐水、Pebble Timeの30メートル耐水と比べてのPebble Time Roundの「防滴」、7日間持つというこれまでのバッテリーと比べての「2日間」と、そのデザインのためにこれまでのPebbleから犠牲にしたものも多い。

Pebble Timeですら(コアな)ユーザーからの「おしゃれかもしれないが無駄なアニメーションをオフにするオプションを早く出せ」という声も聞く。このオシャレさ優先=より一般受けすることは、これまでにもApple Watchのライバルとして知られてきたPebbleシリーズに新たな強みを与えるものだ。


(abcxyz)

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