2014年12月2日火曜日

形はそっくり、価格は倍。ゼンハイザーPX 100II/200IIとソニーMDR-40/70apの違いはどこ?

これまで携帯するヘッドホンとして長く使ってきたKossの名機Porta Pro。オープンエアー型なため、音量をあげない限りは周囲の音も聞き取れることから、(この小規模で人通りは少なく、適度に腐った街、鳥取で)散歩するときに使用していた。

楽しい音出し手頃な価格で愛用していたのだが、プラグ付近のケーブルが断線した。なんとかハンダ付けで繋ぎ直そうと直したものの、やはりそうすると強度が足らず、接触が悪くなってしまい、買い替えを考えているところ。

Porta Proは、折りたたんだ時の構造がよく考えられていて、本体部分は壊れにくい。ヘッドバンド部はテンションがある程度かかっているために、抑えこもうとすれば抑えこむことができるが、自然にある程度の大きさに戻る。それが本体を折りたたんだ状態で、ヘッドバンドの方向から押されても、ある程度の余裕を生むことにつながっているようで、お陰でその方向からの圧力に対しては壊れ辛い。また、極度の負荷がかかるとヘッドバンド部を結合するプラスチックパーツが外れる。これは簡単にもとに戻すことができ、強度の面では申し分ない。

ただ、単純なフックを使用して右側と左側のハウジングを引っ掛けるようになっているために、簡単に引っかかりが外れることがあり、折りたたんだ状態の保持性には優れているとはいえないということも明記しておこう。

もう何度も何度も書いている気がするが、Koss Porta Proはフィンランドでもユーザー数が非常に多く、屋外でヘッドホンを使用している人の7、8割型がこれを使用している。そしてKoss Porta Proに愛着を持っている人も多いようで、知り合いにも「前持ってたやつも、その前持ってたやつも断線したけど、やっぱこの価格でこの音だよな」と何度も買い直す人がいる。

だからきっと皆Porta Proではケーブルの断線が原因となって買い換えるんだろう。





参考までに:
・形式:オープン型
・周波数特性:15 - 25,000Hz
・感度:101dB SPL/1mW
・インピーダンス:60Ω
・質量:60g

だが、Koss Porta Proを買い直そうか、それとも別のものにしようか悩んでいる。



買い替えるにあたって、その(きっと本体部分の強度を増すために一役買っている)折りたたみ時の形状の不安定さのないもの、つまりキチッ!カチッ!みたいな感じで綺麗に折りたためるものを探したいと思っていた。そして、サイズ的にも同程度のもの。

初めはゼンハイザーのPX 100 IIを買おうかとも思っていたのだが、探してみると似たような、でも価格の違うシロモノに出くわしたのだった。



Sony MDR-S40とMDR-S70AP


それがソニーのMDR-S40と…





ぱっと見はそう変わらないのに、これとその倍くらいの価格差のあるソニーのMDR-S70APだ。





なぜかS40の方はネット上にレビューが殆ど(日本語のレビューは見つけられなかったし、米Amazonにすらレビューがない)見られない。そして形状は同じなのに価格が倍ということも相まって、購入に向けたメモがてら調べてみた。

ドライバーユニットこそ同じ CCAW ボイスコイル採用の口径30mmドーム型ではあるが、違いを挙げれば:

S40は
・オープンエアダイナミック型
・イヤーパッドはウレタンフォーム
・感度が101dB/mW
・マグネット:フェライト
・再生周波数帯域:12Hz-23,000Hz
・入力プラグ:金メッキL型ステレオミニプラグ
・質量:約85g

S70APは
・密閉ダイナミック型
・イヤーパッドは「ソフトレザー」(合皮?)
・ケーブルにスマフォ対応マイク/リモコン付属
・感度が106dB/mW
・マグネット:ネオジウムマグネット
・再生周波数帯域:8Hz-24,000Hz
・入力プラグ:4極金メッキL型ステレオミニプラグ
・質量:約90g



Sennheiser PX 100-IIとPX 200-II

ただ、この形状で2系統あるのは、最初に私が購入を考えていたゼンハイザーだって同じ。ゼンハイザーはPX 100-IIとPX 200-IIがある。
でもまあPX 100/200シリーズが始まったのは10年位前のようで、どうもソニーの方のは昨年くらいからしか販売されていないようだから、ソニーが(まあ悪く言えばであるが、客観的に見て明らかに)パクったとしか見えないが。(最も、私の知る範疇でのことであり、これよりも以前に似たような折りたたみ方、類似デザインで類似した製品が出ているのであればこの限りではないだろうが)

こちらがPX 100-II





そして PX200-II





PX 100-IIが6000円台前半、PX 200-IIは8000円近い。こちらの2商品も違いがある。その違いを見てみよう。

PX 100-IIは
・ダイナミック・オープン型
・イヤーパッドはソフトスポンジ(ウレタン?)
・周波数特性 : 15~27,000Hz
・音圧レベル : 114dB
・質量 : 約74g(ケーブル含む)
・接続ケーブル : ケーブル長1.2m(片だし)、3.5mmステレオミニプラグ(ストレート型)

PX 200-IIは
・ダイナミック・密閉型
・イヤーパッドは合皮
・周波数特性 : 10~21,000Hz
・音圧レベル : 115dB
・質量 : 約88g(ケーブル含む)
・接続ケーブル : ケーブル長1.2m(片だし)ボリュームコントロール付、3.5mmステレオミニプラグ(ストレート型)

なお、私が視聴した限りではPX 100-IIの方が良い(もしくは私好みの)音だった。音に関しての比較はAmazonレビューにも同意権が見られたように思う。また、外観に関する詳しい比較に関しては『e☆イヤホンのブログ』の投稿「【春のお散歩に最適】SENNHEISER「PX100-Ⅱ」・「PX200-Ⅱ」フォトレビュー」をお読みいただくといいだろう。

なおこのPXシリーズは、Koss Porta Proのヘッドバンド部分にステンレス(スチール?)製の部品が使用されているが、Porta Proはその部分が直接頭に触れるのに対し、ゼンハイザーのものではプラスチックパーツが頭部に触れる側を覆っている。

おや、ボリュームコントロール付きのPX 100-IIIというのもあるようだ。





レビューに書かれている方の故障原因は断線か…もしかしたらこのサイズの製品での断線は一番の故障原因なのかもしれないな。



もっと安く、携帯性には優れている(かもしれない…コードやら耳掛け部やらが絡んで大変なことにならなければ)Kossの耳掛け式のKSC75にすると言う手もあるが。でも耳掛け式は耳介が痛くなる可能性もあるし、やっぱり右側のと左側のが絡んだらめんどくさいしなぁ。





こちらの仕様は:
・形式:オープン
・周波数特性:15~25,000Hz
・感度:101dB SPL/1mW
・インピーダンス:60Ω
・質量:43g



うーん。値段、折りたたみ時の大きさ、耐久性、音質…しばらく悩もう。

音漏れしたらマズいような状況/移動中に使用するのは、長距離フライトでも絶賛活躍中のソニーMDR-ZX750BN-Bである。


(abcxyz)

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