2014年6月2日月曜日

S.H.はそこまで酷評されるべきか? S.H.MonsterArtsと特撮リボルテック『エイリアン』ビッグチャップ適当比較

2014年6月1日発売のバンダイ、S.H.MonsterArtsのエイリアン ビッグチャップのAmazon.co.jpのレビューは6月2日時点で星が1つ半とあまり評判がよろしくないが、実際どうなのだろうか。2010年発売の海洋堂、特撮リボルテックの方と適当に比較してみた。

造形・可動:

・全体的な造形から言えば、リボルテックの方は(同社の『アイアンマン』シリーズもそうだが)非現実的で非人間的なプロポーションなのに対し、S.H.の方は、まさに映画『エイリアン』で見たような、「中に人が入ってそう」な雰囲気のものとなっている。

・インナーマウスはS.H.の方が長いが、下を向けばポロリと口の中から出てきちゃう(出そうとせずとも)感じなのに対し、リボルテックの方は一応顎の下にツマミがでていてそれで出し入れを調節できる。S.H.のインナーマウスは首部分も貫通するほど後ろに長く収納されており、頭部を取り外した写真では、頭部関節が内部に収納されたインナーマウスを避けるような枠のような形状にボールジョイントが付いているのがわかる。

・リボルテックの方は肋骨部分が繰り抜かれてその下の造形がそこから見えている箇所があるが、S.H.にはない。

・リボルテックは肘・膝の関節はひとつだが、S.H.は2つ。そのため、肘に関してはS.H.の方がより深く曲がるが、膝に関してはそう曲がる角度は変わらなさそうだ。

・尻尾はリボルテックは中に針金が入っており、曲げて固定可能。S.H.はボールジョイントが尻尾の節部分(根元付近は節2つにつきジョイント1つ、先部分は3つにつき1つ)に入っており、根元部分こそ自然なカーブを描けるが、先に行くにつれて関節が目立つし、保持が難しい。

・S.H.はうなじの下にある突起を上下させることができる。だからといってそこまで頭部を上向きに曲げることはできないが。

・S.H.は背中の4つのパイプ状の突起もグリグリ動かせる。

・腹部分の関節は、リボルテックは「胸部・腹の上から真ん中辺・腹の横と骨盤」の3パーツで、「腹の上から真ん中辺」と「腹の横と骨盤」パーツは上下の可動しかできない。S.H.は胸部・腹・骨盤。

・手首はS.H.には腕側と手の側にふたつボールがついたこんな感じ> O-O の関節が入っており、その真中部分を別パーツが覆い、露骨には関節が見えないようにしている。だが、そのため可動域はリボルテックに劣る。

・S.H.は足先にも関節がある。

・リボルテックはカチカチと関節を動かし固定できる「リボルバージョイント」が入っており、関節の保持力が高いが、その分関節を動かした時にその「カチ」と「カチ」の間の部分には関節を固定できない。S.H.は普通のボールジョイントとかボールじゃないジョイントとかが入っているから保持力はそこまで高くないが、その分スムーズに細かいポーズ調整ができる。

色合い:

・リボルテックはすこし赤みがかった色、S.H.は銀っぽい色。多分映画に出てきたものの色としてはS.H.の方が近い。

・頭のフードの色は、リボルテックは黒っぽい塗装が吹きかけてあるが、S.H.は透明なだけ。S.H.の商品参考画像では、フード部分が黒っぽくなって中の頭蓋骨上のディテールが完全には見えないようになっているので、これはもしかしたら何かの手違いかもしれない。これがAmazon.co.jpのレビューの酷評にもつながっているところだろう。

・リボルテックは半透明な素材が使われており生物的な生々しさがある。

・リボルテックには卵(これも半透明な素材が使われていてリアル)と、フェイスハガーがついてくる!


まとめ

造形的なリアルさを求めるならS.H.モンスターアーツ

卵とフェイスハガーも欲しいしちょっと安いほうがいいならリボルテック

S.H.モンスターアーツの方が肉厚感、肉々しさがあり、個人的にはS.H.の方が好き。それに、前屈姿勢の自然さも見事。リボルテックは、このビッグチャップ以外の製品も造形のディテールとかは凝っていても、漫画チックなプロポーションの非現実感に萎える。







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