フィンランドから来た季節性情緒障害を改善する耳の中で光るイヤホンみたいのValkee、後続機発表。そもそも売れてたんだ。

TechCrunch Japanの記事「発光する耳栓Valkeeが3年で45000売れる, 新たな資金でバージョン2を開発」を読んだのだが、まさかちゃんと売れているとは思いもよらなかった。

これはフィンランドの会社の商品で、イヤホン状に耳の中に突っ込んだ耳栓先端のLEDが光り、耳の中にある光を感知する部位に光を当て、脳を活性化するものだ。フィンランドは夏は白夜で有名だが、冬はその逆に日照時間が少なくなり、季節性の鬱も問題となっているようだ(鳥取ですら季節性の鬱の話を聞くくらいだから、より日照時間が少ないフィンランドでは大変だろう)。夏のフィンランド人は明るいが、冬になると性格も暗くなるとまで言われている。

こちらでは、目覚まし時計に強烈なLEDがついたものなどが普通に売られている。これは、設定した起床時間の30分ほど前から徐々にLEDが明るさを増していき、目覚まし音が鳴る時点ではかなり眩しい光を出している。PHILIPSなどが販売しており、価格も5000円程度から販売されている。フィンランドで見つけたそのLED付き目覚ましを、数年前に(鳥取に住む)母親のために買おうとしたことがあるのだが、日本ではその存在すらあまり知られていないのか、1万円近くするもの数品しか見つけることができなかった。



つまるところ、こーいうの。

そんな中、フィンエアーの機内販売誌にずっと掲載されているこの耳の中で光るやつ。他に類似品も見ないし、キワモノ変ガジェットの一つとしてみていなかった。フィンランドの友達からは「耳の奥のところに光を感知する部位があって、そこに光を当てると、体が太陽の光を浴びていると感じるそうなの。日照時間は脳が出すセロトニン(気分/情緒のコントロールなどにも関連している、詳しくはWikipedia参照のこと)の量とも関係しているから、耳を髪で覆うのも考えものね。」なんて話を聞いてはいたのだが、まさか本当に売れているとは。



Amazon.co.jpでも初代が販売されているようが、来月発売だというValkee 2が買えるようになるの(と長い冬が明けるの)を待つのもありかもしれない。

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